CMASとはフランス語のConfederation Mondiale des Activites Subaquataresの略(英語ではworld underwater federation)で直訳すると世界水中連盟といいます。世界118カ国が加盟する国際機関で、水中活動の国連ともいうべき非政府の組織です。
CMASの定義第5条には活動目的が次のように書かれています。
「CMASは全ての知識と適切な方法で水中の世界を開拓し、そして支援することを目的とし、水中スポーツ、水中活動、水中科学研究を実施する。」
CMASの水中活動は3つの委員会に分かれています
1.水中スポーツ委員会
水中スポーツ競技を実施し、国際競技規則の制定、協議会の許認可、記録の認定を行う。
2.水中技術委員会
スクーバ潜水における全ての問題に審議し、ハンドシグナルの統一化、潜水装置の改良・開発、教育内容の統一化、国際認定証の発行に伴う許認可を行う。
3.水中科学委員会
各国の科学潜水を行う組織や協会に所属するダイバーの仲介、科学ダイバーの養成、水中科学作業者の認定証の発行を行う。
この3つの委員会がさらに細かな小委員会に分かれ、毎月のように世界各国で小委員会を開催、議題の処理などにあたっています。
水中活動連盟を持たない国に対しての設立支援、水中活動における法律や規則の国際的な統一化、水中活動の国際大会や万国博覧会の主催及び後援、水中スポーツ大会開催の許認可なども活動内容としてあります。また1988年UNESCOとの協同編集で「科学ダイバーマニュアル」を完成。IOC(国際オリンピック委員会)に加盟IUCN(国際自然保護連合)、GAIFS(国際スポーツ連盟機構)に加盟するなど国際機関としてのCMASの活動は益々発展しています。
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